古井由吉
五時四十分起床。昨日の、桜の散りはじめた頃のような暖かさはなんだったのだろう、と感じる朝。真冬というほどではないが寒さはもとに戻っている。ラジオで、気温変動による体調不良を訴える人が増えていることを話題にしていた。 仕事。昨日で一山越え、谷…
五時四十分起床。帯状疱疹の肋間神経痛はまだ続いている。夜中には相変わらず目が覚めてしまうのだが、痛みのピークは夜から明け方にかけてらしく、日中はそれなりに痛むものの、仕事に集中しているからか、デスクに向かっているときはほとんど気にならない…
五時四十分起床。ややこしい夢をわちゃわちゃと見て目が覚めるがわちゃわちゃすぎて何も覚えていない、というのがここ数日のお決まりのパターンとなっているようだ。夢が激しいほど寝覚めにボーッとする。現実に戻れない感覚がしばし続くが、その続きの時間…
五時三十五分起床。朝のうちは冷え込んだらしく、長袖カットソー一枚では少々頼りない感じだったが、せっせと身支度し、仕事を始めると、気温は少しずつ上がりはじめたようで、むしろ半袖一枚でも、と感じるようになった。 午前中はあれこれ事務処理を中心に…
島耕作と酒を飲む夢を見た。途中、トイレにと席を立った。店員に手洗いはどこかと尋ねると、こちらに、と通され場所は牛舎で、あちこちに牛がいた。食事後だったらしく、満ち足りた顔でパタリパタリと床に倒れている。この牛舎はビリヤード場を改造したよう…
五時三十五分起床。アラームをセットした時間より五分ほど早く自然に目覚めるのがここ数日のクセになりつつある。理由はわからない。五分早く床に就いているわけでもない。 仕事。波の上下はそれなりにあるものの、ひとまずうまくいっている感覚がある。一方…
五時四十分起床。十月と考えると寒い朝だが、動きたくなくなるほどではない。寒いと感じているだけで、朝のルーティーンがそれによって遅れることはなく、むしろ夏よりはキビキビと動ける。 仕事。某社カタログなど。午後、紆余曲折あったものの無事採用とな…
エッセイ集のうち、短い物を三つだけ読んだ。古井さんの季節に対する視線は非常に細かい。だが、それが時折、撮影用ドローンが一瞬で急上昇しているように、壮大な風景に切り替わったりする。単に景色が拡がるのではなく、そこに漂う情念や時代の空気のよう…
その月の「群像」で毎号読んでいる連載や面白そうなが読み終わると、こちらに移る。古井さんのエッセイ集だが、晩年の古井さんはエッセイと小説の垣根を取り払ったような作風になっていくので、純然たるエッセイも非常に楽しめる。 「「照る葉」に荘厳を思う…
五時四十分起床。寒くて驚いた。だがそれは窓を開けた時の話で、締め切っておくと、いまだに夏の暑さと湿気とが、部屋のなかにしぶとく残っているような気がする。カラダが火照ったり汗をかいたりはしないというのに、なんか暑いな、とボヤキに似た独り言が…
晩年期の一連の小説作品とは違って、「死」という回避できない状況からは少しだけ距離を置き、歳を取るということのほうに正面から向き合っている、そんなエッセイが目立つ。そして良品ばかり、という印象。 荷風の日記に記された最晩年の生活についてを語っ…
最近は、読書のメインは毎月の「群像」なので、単行本を読む機会が減っている。でも今月は読みたいものを全部読んでしまったので、久々にこのエッセイのつづき、読み残していた後半の半分くらいかな、を読み進めている。 古井さんのエッセイの、自分自身を描…
五時四十分起床。今朝も妙な夢を観たようだが、内容はさっぱり覚えていない。夢見がおかしなことになっているのは、精神の影響だとか、夢占いがどうのこうのという方向に話が向かいがちで、自分としてもつい気にしてしまうのだが、一方でそんなことは関係な…
五時三十分起床。いつもよりわずかに早かったから、と早朝からデスクの上を、いつもならクイックルワイパーでささっと撫でる程度の掃除なのだが、今日はMacやら鉛筆立てやらをどかして、雑巾で丁寧に拭いてみた。こまめに掃除しているつもりだが、それでもモ…
五時四十分起床。暑い一日だったが午前中は書斎だけ風が吹き込んだようで、じっとりした空気はいくぶんやわらぎ、エアコンに頼らずとも仕事ができた。だが午後になるとじわじわと汗をかきはじめ、集中力もそがれていく。早々に断念してエアコンの電源を入れ…
五時四十分起床。デパ地下だろうか、漬物を試食する夢を見た。妻と一緒に白菜の漬け物を眺めていたら、店員さんが「ご試食されますか」と声を掛けてきた。よほど物欲しげな、食いしん坊な顔付きだったのだろう。漬物を小鉢のような小皿のような器に入れてい…
五時四十分起床。ここ数日、朝の目覚めが良い。日中に眠くなることはそれなりに多いのだが、それはさておき、すっきりと起きることができている。どうやら理由は、アキレス腱炎のケアのためにいつも以上に念入りにストレッチをしているからのようだ。筋肉が…
五時前に目が覚めてしまったが、気付いたら五時四十分、ということはどうやら二度寝してしまったらしい。夢を見た気がするが、内容はさっぱり覚えていない。 仕事。某社のICTサービスの販促ツール。どうやってもうまくまとめることができず、台割もページ構…
今朝も五時四十分起床。建国記念の日。休日だが、朝のうちだけすこし仕事した。 午後からは外出。雪は日陰にはまだしぶとく残っているが、大半は溶けてしまったので歩きやすい。 妻と新宿へ。店の中は人が多いが、電車は閑散としていた。あれこれ買い物をし…
今朝も五時四十分起床。背中が寝違えのように軽く痛む。のように、ではなくて、本当に寝違えたのだろう。 仕事。朝イチでいくつかの案件の納品をメールで済ませ、その後いそいそと銀行へ。決して厳しくはないものの、秋が終わり冬になった、と痛感させる寒さ…
五時四十分起床。いや、雨音で何度も目が覚めた。耳を澄ますまでもなく、強い雨が降っていることが、そして家の裏手を流れる善福寺川が濁流となっていることが、わかる。豪雨や台風の時の音だ。六時を過ぎると洪水警報が発令された。川の水面はあと1メートル…
五時四十分起床。いや、雨音で何度も目が覚めた。耳を澄ますまでもなく、強い雨が降っていることが、そして家の裏手を流れる善福寺川が濁流となっていることが、わかる。豪雨や台風の時の音だ。六時を過ぎると洪水警報が発令された。川の水面はあと1メートル…
義父の脳梗塞でバタバタし、日付が変わってからの帰宅だったために脳味噌が興奮していたのか昨夜はあまり眠れず。寝付きも悪く、何度も目が覚めた。だが、例のスマートバンドの睡眠状態の分析機能を観てみると、睡眠時間こそ(いつもそうだが)短いものの、…
五時四十分起床。彼岸が近いせいか、この時間ではまだ外は暗い。日の出の時間はiPhoneの天気アプリによると五時二十三分だが、建物が多い東京では日の出からたかだか二十分程度では陽は差さないということか。 仕事。某住設系案件。 午後は後楽園にて打ち合…
五時四十分起床。休日。まだ体調がよくない。副鼻腔炎のような鼻汁、かるい喘息のような息苦しさ。うーむ。 築地正明「言葉の音律に耳を澄ます 古井由吉と翻訳」(「群像」2021年9月号掲載)。翻訳という視点からの古井由吉論。ドイツ文学者出身の古井さんの…
夜中にエアコンの電源を落としてから二度寝に入るのが習慣となった。大抵、渇きと尿意とで目が覚める。エアコンを止め、トイレで排泄し、手を清めてからコップ一杯を一気飲みし、また横になる。行動は覚えているが、その時に考えていたことなどまったく覚え…
今朝も五時四十分起床。首はかなりよくなっているようだが、まだなお、しぶとい痛みが残っている。常時庇っていないと生活できないというほどではないが、だらだらとつづく違和感と時折自分が寝違えているということを強烈に思い出させてくれる痛みとが、行…
わずかに早く目覚めてしまい、五時四十分が来るのをしばらく待った。さっさと起きればいいのにそうせずうだうだとするのはなぜか。自分でもよくわからない。睡眠時間は人よりやや短めだが、それでもつい、睡眠時間の貧乏性というか、この時間までは眠ると決…
今朝も変わらず五時四十分起床。寝違えた首の痛みはかなり和らいでいるが、それでも朝のカラダのこわばりは治りかけたところを強制的にぶり返させてしまう。起き上がるや否や、首を庇うことになる。だが血が巡りはじめているのか、身支度を進めるといつの間…
五時四十分起床。花曇り。寝違えが痛む。年に数度は同じ症状に苦しみ、対策を講じるが効果を感じず、やがて対策自体を忘れる。だが寝違えをしない日々がその後つづくのだから、対策が効いていないわけではない。しかしそれを自分のこと、自分の体のこととし…