雨
五時四十分起床。心地よい初夏の朝、という感じだったが、書斎で仕事を始め、黙々と某案件の校正作業を進めていると、時が経つにつれて青空のほうが多かった空が曇りがちになり、やがて雲だけになり、夕方にはポツリポツリと、そして時折サーッと微かだが妙…
五時四十分起床。変わりやすい天気に一喜一憂する、そんな日がつづいている。変わりやすいという表現は適切ではないかもしれない。あくまで空模様の軸足は雨のほうにあり、そこから少し、そして時折大きく、晴れ間のほうに寄っていくことがある。今朝も身支…
五時四十分起床。雨。朝のうちは雨足が強く家の裏手を流れる善福寺川の水量が気になったが、覗き込んでみるとたいしたことはなかった。時間が経つにつれて雨は弱く微かになり、これなら午後は走れるかな、と期待していたが、今ひとつすっきりとした晴れ空に…
今朝も五時四十分起床。今朝も朝のうちは陽が鋭く明るいが、雲は多くその色は重い。雲の切れ目から差す陽光がコントラストでより強く輝くということ、なのだろうか。いや、それは光学的な話ではなく印象的な話か。 身支度と朝食を済ませ、雨の降っていない今…
四時四十分、目が覚めてしまう。寒い、と布団の中でぼんやり考えているうちにまどろみ、眠りと目覚めとの間をふわふわと行ったり来たりを繰り返しているうちに一時間が過ぎていた。五時四十五分起床。 雨。ゴミ出しに外へ出たときは霧雨だったが、仕事を始め…
五時四十分起床。以前は入浴時に両刃式のT字カミソリでヒゲを沿っていたが、最近は朝、洗顔といっしょに剃るようにしている。肌荒れするのではないかと心配だったが、湯でしっかり顔を洗ってから、丁寧に泡立てた石鹸と、シックの「クアトロ4」というカート…
五時四十五分起床。曇天。午前中は書斎で作業していたが、午後に打ち合わせのため出かけると、先方の最寄り駅に着いた途端に本降りとなった。 打ち合わせ後は店頭視察のため新宿へ。墨色の空はさらに色濃くなり、雲の厚みも増しているようで、それらと比例す…
五時四十五分起床。篠突く雨。家の裏手の善福寺川の水位が上がっている。水の流れは早い。水面に浮かぶ花びらや枯れ葉が一瞬で流れ去っていく。雨台風を思わせる。 十時、外出。小石川で某案件の打ち合わせ。資料を返却したのだが、かばんの中に水が浸食して…
六時十五分起床。雨。しとしとと、長く、果てがない。というのは印象だけの話で、雨足は時折途切れ、このまま止むか、晴れ間がのぞくか、と期待し、雨雲が切れる瞬間もあるのだが、気を抜いているうちに空の表情はたちまち元にもどり、やはり果てがないか、…