わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

帰路で

 五時四十分起床。彼岸が近いせいか、この時間ではまだ外は暗い。日の出の時間はiPhoneの天気アプリによると五時二十三分だが、建物が多い東京では日の出からたかだか二十分程度では陽は差さないということか。

 仕事。某住設系案件。

 午後は後楽園にて打ち合わせ。帰路で雨に降られた。

 

 堀江敏幸「二月のつぎに七月が(38)」。トラクターを運転する愉しみ。

 古井由吉「こんな日もある 競馬徒然草(7)」。バブル崩壊後間もない頃の競馬。那珂川の氾濫のことなども触れられており、ドキリとした。ここ数年で気象が荒く激しい方向に変化しているとはよく言われるが、その片鱗は三十年前にすでにあった。

 斎藤倫「ポエトリー・ドッグス(8)」。賢治の「春と修羅」。妙にうねりのある文体と自然と人間の境目がなくなったような作品世界が学生のころ好きだったなあ。

 すべて「群像」2021年9月号掲載。やっとめぼしいところを読み終わった。明日から10月号を読もう。