五時四十分起床。未明に降っていた雨は起床したころには止み、身支度をしているうちに晴れ間が差し込んできた。空の青さに夏の気配はなく、心持ち涼しい。セミの鳴き声もかなり遠くなった。今年は蜩の声を一度も聞けなかったのが悔やまれる。
仕事。某案件の商品理解を深めるために、ひたすら資料を読み込み、ノートをつくりつづけた。受験生みたいだ。
夕方、妻と軽くウォーキング。西荻窪の、五日市街道のほうに向かう途中に造園業を営んでいるらしき家が数軒あるのだが、そのうちの一つが栗畑を持っていて、毎年この季節になると自宅で採れた栗(と、筑波など関東で採れた栗)をご自宅で売ってくれる。毎年買い損ねていたので今年こそ、と思い行ってみたのだが、まだ収穫できていないようだ。残念。
高橋源一郎「オオカミの」(「群像」2021年10月号掲載)を読みはじめる。おお、カフカなのか。文体はちょっと宮澤賢治が入ってるな。