わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

No Damage

 七時起床。空気が重い、と感じ窓から外を眺める。いや、そのまえにまずベランダの手すりを見た。濡れている。顔を上げてみた。空は暗い。耳を澄ませる。雨音が静かに響いている。だが、それは三十分後には止まった。平坦だった雲はたちまちかたちをはっきりとさせはじめ、やがて、きれぎれではあるが青空がのぞきはじめる。陽が射す。気温がほんのすこし高くなる。
 十時、神田で打ち合わせ。ここで財布を忘れたことに気づいた。財布とSuicaを入れたパスカードは別にしてあるから駅に着いても気づかなかったのだ。普通なら慌てふためくところだが、今日は余裕綽々である。なぜなら、銀行に立ち寄ろうと思っていたので通帳とクレジットカードをもっていたからだ。打ち合わせ前に駅前でみずほ銀行に駆け込み、1万円少々を引き出す。今日の財布はみずほの白い封筒だ。
 十一時三十分、茗荷谷へ移動。「ヴィドフランス」でさっさと昼食を済ませ、持参したモバイルPC(懐かしのWindows CE Handheld PC機だ)でコピーを書く。
 十三時、小石川で打ち合わせ。三十分で済ませ、そのまま新宿御苑前へ。デザイナーの事務所でまた打ち合わせ。十五時三十分、ようやく帰社/帰宅。財布はデスクの上、電話の横に鎮座していた。
 二十三時ごろまで仕事、仕事、仕事。花子、ぼくがずっとPCに向かっているのがおもしろくないらしく、フニャンフニャンとわがままっ気たっぷりの声で鳴き散らしながら書斎や廊下をうろうろしている。
 読書はできなかった。あーあ。