六時起床。
花子の娘で、義父母宅で引き取ってもらっていた桃子が、今日の夕方、旅立っていった。14 歳と8カ月。48グラムの未熟児だったが、無事に大人になってくれた。糖尿病、そしてガンと、最後の二年間は闘病つづきだったが、毎日楽しそうに暮らしていた。義父母とともに生活し、義父母に世話をしてもらえるのが本当にうれしかったようで、最後の数週間は、痛々しいほど病状は悪化していたというのにほとんど苦しそうな表情を見せず、表現はおかしいが、本当にいきいきとしていた。悲しいけれど、それよりも、よくぞ個々まで生き抜いてくれたことへの感動、そして生きる力の無限の可能性を教えてくれたことへの感謝の気持ちのほうが、はるかに大きい。ありがとう桃子。そしてお疲れ様でした。天国でゆっくりくつろいでください。
