わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古井由吉『聖』

 佐枝の家庭内の不和が明かされる。
 それにしても。主人公の「私」は、佐枝とすることはちゃっかりとしているのに、我が強いわけでも欲が強いわけでもなく、小屋にいてサエモンヒジリのふりをしてほしいという無茶な願いを、たいして深く考えもせず受け入れてしまう。ちょっとカフカっぽい?

聖;栖 (新潮文庫)

聖;栖 (新潮文庫)

聖―ひじり (1976年)

聖―ひじり (1976年)

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