途切れることのない苦しみが、蔓草のように伸び、からみつく。苦しみの混乱。描かれる植物はみなニンゲンのように猥雑で、登場する人物はみな枯れ草のようにひからび、肉体的な生命力を失っている。いや、肉体的な苦痛にあえいでいる。では、精神はどうなの…
六時三十分起床。曇天。雲越しに光る春の陽。花粉がピークらしいが、花粉症ではないのでへいちゃらだ。カミサンは毎日苦しそう。お隣のダンナがマスクをして出かけるのを見かけた。後ろ姿がつらそう。うつむき、背を丸めがちにして歩く一歩一歩が重い。花粉…
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