わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

全力で走る/まだ走れない

 六時起床。仕事始め。スロースタート、とはならずにいきなり全力ダッシュの感がある。飛ばしまくっているのだが、取引先の方はみな今日はお休みしているようで、電話はならず、メールもこない。休日に仕事をしているような気分。
 一日中書斎に籠もっていたおかげか、肉離れした左足の調子がいい。もう少しで普通に歩けそうだ。

中上健次『異族』

 下部組織の暴走族が石垣島民に丸太を投げつけられて死亡したため、自身が党首を務める右翼団体のメンバーを石垣に集めるタツヤ。青アザの朋輩たちは暴動を止めようとするが…。
 不安定なアイデンティティは、政治闘争の火種でもある。そして、タツヤが捨て、同時に消滅してしまった「路地」という差別の地は、実はどこにでも存在する。しかし表面的な見え方、感じ取られ方が違う。その違いが、火種になる。本当は深い部分で共感しあえる関係だというのに、火種になる…。

異族―中上健次選集〈2〉 (小学館文庫)

異族―中上健次選集〈2〉 (小学館文庫)

異族

異族

中上健次の作品はこちら。『千年の愉楽』が映画化されるよ。
中上健次 (別冊太陽)

中上健次 (別冊太陽)

Mick Karn「Dreams of Reason Produce Monsters」

今日は元ジャパンのベーシスト、ミック・カーンの命日です。というわけで、一番気に入っている作品をご紹介。まったくポップじゃないしヘンテコリンだしベーシストらしからぬ内容なんだけど、デヴィッド・シルヴィアンの「Brilliant Trees」と並んで、10代のぼくに絶対に必要だった作品だと思ってる。うん。合掌。

Dreams of Reason Produce

Dreams of Reason Produce

Dreams of Reason Produce Monsters

Dreams of Reason Produce Monsters

ミック・カーンの作品はこちら。