わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

海苔が貼り付く/ギンナンくせえ

 六時三十分起床。喉が干涸びた感覚で目が覚めた。粘膜に海苔が貼り付いたような不快感である。口を開けて寝てしまったか、と訝るが、そうでもないらしい。どうやら暖房をつけっぱなしにして寝てしまったようで、それが喉から水分を奪った。人間、水さえ飲めば半月は生きられるというが、水を絶やせばすぐに死ぬ。そのときは、やはり喉に、いや全身の粘膜に海苔が貼り付いたような感覚になるのだろうか。いや、そんな感覚すら突き抜けてしまうか。
 午前中は某社Webサイト企画。午後は霞が関の某ITベンダーで新規案件の打ち合わせ。外務省の横のイチョウ並木の前を歩いて帰った。すっかり黄色く染まったもの、まだ半分がまだらに黄緑のままのものと、木によって色づき具合がずいぶんと違う。まだ落葉はしていないようだ。通っていた小学校に、樹齢七十年のイチョウの木が六本あったのを思い出した。落葉の季節になると、全校生徒が集まってせっせせっせと落ち葉掃きをする。飽きた男子が、ギンナンの実を投げ合って遊びはじめる。その、くせえのなんの。あれは素手で触りすぎると手がかぶれたような気がするが、勘違いだろうか。
 帰社/帰宅後はふたたびWeb サイト企画。二十一時過ぎ、ひとまず休止。テレビを観ながら夕食をとった。「金スマ」。
 
 泰淳「わが子キリスト」。イエスの肉の親であるローマ兵士と、イエスが精神的にユダヤ人を救おうとするのと同様に、経済的に救おうとしているイエスの弟子、ユダの出会い。