今日から読みはじめた。小説ではない。ビジネス書だ。タイトルにある男とは、イエス・キリストのことだ。宗教画に書かれた弱々しく青白い優男のイエスは、実は後にキリスト教徒たちが作り上げた幻想で、実は彼は精神的にも肉体的にも屈強で弁舌が巧み、心の駆け引きが得意で気配り上手、さらにはリーダーとしての統率力にも優れた、現代の経営者が見習うべき魅力に満ちた「人間」であるということを、新約聖書などのエピソードを分析しながら証明してゆく。
キリスト教を信仰してはいないし、今後もするつもりは毛頭ないのだが、イエス・キリストという人物には興味があった。その理由は漠としたものだったが、本書を読んで何やら興味の根拠のようなものが自覚できそうである。
ビジネス書はブログには一切書かないつもりなのだが、おもしろいものだけは取り上げることにした。
- 作者: ブルース・バートン,小林保彦
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2005/02/19
- メディア: 単行本
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