わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-02-07から1日間の記事一覧

町田康『告白』

熊太郎たちの小鬼探しが、仲間の裏切りへ。そして、小鬼の兄に殺されかけるが河内音頭を歌って命ごいする熊太郎。少年たちの角力の様子などはかなりリアリティのある描写だったが、このシーンはどこかコメディめいていて現実感がない。

ブルース・バートン『誰も知らない男』

今日から読みはじめた。小説ではない。ビジネス書だ。タイトルにある男とは、イエス・キリストのことだ。宗教画に書かれた弱々しく青白い優男のイエスは、実は後にキリスト教徒たちが作り上げた幻想で、実は彼は精神的にも肉体的にも屈強で弁舌が巧み、心の…

吉祥寺・リブロブックス

谷川俊太郎『シャガールと木の葉』。先日の朗読会の影響で。毎日芸術賞受賞作、というのも気になっていた。谷川さんの詩集を買うのは十六年ぶりだ。シャガールと木の葉作者: 谷川俊太郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/04メディア: 単行本 クリック: 1…

晩冬の雪は何かと騒々しい

昨夜、布団に潜り込むころから雪が積もりはじめた。降りはじめはいつごろなのだろうか。気づけば向かいの一戸建ての屋根がいびつな白に覆われていた。暖雪とでも書くべきか、雪にしては外気は暖かだったらしく、冷え込んでしんしんと、結晶の降り、舞い散る…