昔、八月八日はフジテレビの日だったような気がする。
雷の音が聞こえたような気がした。蒲団から起き上がり、窓を開けてみる。遠来が響いている。近づくか。しばらく耳を傾けるが、轟きは少しずつ小さくなり、そしてさらに遠のいてゆく。このくらいの音なら恐怖を感じないのか、花子の様子に変わりはない。空模様は怪しいが、平穏な朝。
かと思ったら、そうでもない。仕事をはじめると、何かにつけ花子が目の前にやってきて、キーボードの前に鎮座する。じっとこちらを見る。邪魔だからどけ、というと、ミャミャミャと細かく鳴いて激しく抗議し、ぼくをパチンと猫手でひっぱたく。これが何度もつづいた。ストレスが溜まっているのだろうか。原因は、やはり飼い主か。
午後から小石川のL社で、得意先の部長を招いての取材。盛り上がる。お話好きの方なのがよかった。十九時三十分、帰社/帰宅。
二十二時、店じまい。江原さんの特番、見れなかったなあ。