わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

「ビャグギュウジュウハヂエンー」

 ごつごつした、岩だらけの尾瀬。そんな夢を見た。
 六時五十分起床。現在愛用中のamanadaの目覚し時計は、セットした時間になると「♪たったー、たららーらららーららら、らっらー、らららーらららー」というメロディが鳴る。ちゃんとドラムやベースの音もしているのだが、主旋律は何の楽器なのか、よくわからない。スヌーズすると、別の音楽が鳴る。1曲目より激しい感じだ。確か、3曲目もあったと思う。無機的な電子音より目覚めがいい。
 午前中は諸案件の納品をメールで済ませてから事務処理のため銀行へ。その後西友に行って、昨日花子のゲロのために使えなくなってしまったカミサンの作品送付用段ボールを調達する。ついでにミネラルウォーターなど購入。レジ係の女性、普通ならちょっと鼻にかかった感じの高い声で「ひゃくきゅうじゅうはっちえん」と値段を読み上げてくれるが、今日の女性、歳は四十代半ばといったところか、ちょい中年太りの真ん丸い顔の下のほうに、豊かな肉付きの右のホッペと左のホッペにはさまれたこぶりのタラコみたいな口から出てきた声が、西川のりおみたに低くてびっくりした。あの、レジ係独特の抑揚もない。「ビャグギュウジュウハヂエンー」という感じ。この方生まれついての声なのだろうが、同僚たちはみな声をつくって「ひゃくきゅうじゅうはっちえん」とやっているところを、ありのままの自分の姿(というか声)で「ビャグギュウジュウハヂエンー」とやる姿が堂々としていて好感が持てた。ただ、お釣りを渡してくれたあとにムフムフと含み笑いするのはやめてほしかったですわ。ナゼワラッダンダヨ、オバヂャンー。
 午後より作業。某IT企業雑誌広告、某IT企業PR誌、某生命保険会社キャンペーン。何時間ものあいだ、万年筆でアイデアのメモを取りつづけた。カミサン、作品を買ってくれた方や個展の問合せをしてくれた方に書く手紙のために万年筆がほしい、モンブランを持っているが古いし手入れが悪くて使えなくなってしまったというので、軸の色は気に入っていたものの、ちょっとペン先が柔らかすぎて筆はこびが速く筆圧が集中していると強くなってしまう傾向のある僕にはうまく使いこなせなかったパーカーの「ソネット」をあげることにした。大事に使ってください。
 BGMは、坂本龍一が敬愛するヨウジヤマモトのショーのためにつくったピアノソロ曲、Keith Jarrett、Robert Fripp。

Music for Yohji Yamamoto Collection 1995 THE SHOW vol.7

Music for Yohji Yamamoto Collection 1995 THE SHOW vol.7

Solo Concerts: Bremen & Lusanne

Solo Concerts: Bremen & Lusanne

A Blessing of Tears

A Blessing of Tears

 十九時、荻窪駅前へ買い出し。パン、パスタソース、ミネラルウォーター、アイロンスムーザーなど。
 夕食は豆腐鶏挽き肉ハンバーグ。「のだめカンタービレ」を観ながら食べた。「のだめ」、おもしろいけどちょっとドラマ的になりすぎているかな?