花子、どうやったらエリザベスカラーをつけたままでこれほどひどく耳を掻けるのだろうか。不思議に思えるほど耳が赤く腫れ、できたてのカサブタだらけになっている。耳を直接掻けないストレスはかなり大きいらしく、精神的にも近ごろは落ち着かない。あと一週間もつけておけば治るだろう、と判断しつづけているが、その都度花子が引き出しの角だのを使ってゴリンゴリンに傷を掻いてしまうのでなかなか治らず、すでに数週間が過ぎてしまった。もう自分だけでの治療は限界。病院に連れていった。
診断結果は当然ながら外耳炎。ただし、これまで自宅で行っていた処置法が間違っていたことを指摘された。一日二回ほど消毒していたが、これがどうやらやり過ぎだったらしい。過度の消毒は炎症を招くそうだ。素人判断はキケンということか。反省。先生に耳掃除をしてもらい、点耳薬をいただく。花子は絶対に薬を飲まないので、化膿止めの注射をされた。三日後、また連れていく必要がある。