わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

Bunkamuraザ・ミュージアム「ルノワール+ルノワール展」

 印象派の巨匠であるピエール=オーギュスト・ルノワールと、その息子で二十世紀を代表する映画監督と言ってもいい(らしい)ジャン・ルノワール。息子が受けた父の影響を主軸に作品世界が展開されているのだが、展示されているルノワール作品はつまらないものが多くて困ってしまった。見ていて、まったく想像力が刺激されないというか。鮮烈なイメージが襲いかかってくるのは、「陽光の中の裸婦」「ぶらんこ」など数点程度。ジャン・ルノワールの映像、まったく知らなかったのだが、こちらのほうがおもしろかった。
 印象派は昔から好きで、特にルノワールは学生時代からのお気に入りだったはずなのだが、今回の作品を見て少し印象が変わったかもしれない。うーん、残念……。