わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

猫の心配

 震災に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。
 日付が変わる前だった。小説を読んでいたらまぶたが重くなり、時折数行分の記憶が飛んでしまったりおなじ箇所を何度も読んでいたり、という情けないありさまになってしまったので、いいや、もう寝ちまえ、たまには早寝もいいだろう、と横になったが、三十分ほどでグラリと揺れを感じて飛び起きた。しばらくは家具の倒壊を心配していたが、揺れはすぐに収まったので、そうだテレビ、とスイッチを入れると、東北地方で大きな地震が起きたことが速報のテロップで流れていた。四時、ふたたび目が覚めたのでもう一度テレビを点けてみるとどの局も、画面は地震や事故が起きたときによく見る、上部と左側に文字情報を表示するデザインに切り替わっていた。しばらく漫然と被害状況を伝える文字を眺めていた。
 五時四十五分起床。地震の場合、直後に得られる情報はほんのわずかで、時間が経てば経つほど被害が大きく報じられるようになる。どれほどの惨劇になっているのか、と思いながらテレビの電源を入れたが、怪我人こそ多いものの、今のところはさほどひどい被害は伝えられていない。不思議な感じだ。
 仕事。某ハウスメーカー企画など。土用丑の日というコトで昼食はうなぎを食したが、値段は今までの1.5倍。とんだインフレである。
 十四時、五反田にて打ち合わせ。夕方からは某アミューズメント企業企画。
 少しだけ夕方のニュースを観る。昨夜、自分には大地震が起きることへの覚悟のようなものがあることに今さら気づいた。寝ぼけていただけかもしれぬが。まず気にしたのは、家具が倒れたときに猫がつぶされないようにしなければ、ということだった。