な、長かった……。斎藤美奈子の解説を読んだら、批評家はみーんな谷崎の『細雪』と対比した上で、なんちゃらかんちゃらと小難しい読解しているようだが、うーん、そんな読み方はぜーんぜんしなかったな。目の前にあるテキストから何が読み取れるか、それがどんな感情を起こしてくれるのか、あるいは、そこにはどんな発見なり廃棄なり留保なり認識なりがあるのか、それを実現するために、作者はどんな書き方をしたのか、そういうことにこそ目を向けるべきだと思うんだけどなあ。
読後感は、7月25日、7月29日、8月5日の[読書日記]に書いたこと、そのまんまです。
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