わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

保坂和志「未明の闘争」(4)

「群像」二月号掲載。猫を飼うための部屋探し、そして友人の葬式での旧友との出会い。ひとつひとつのエピソードはおもしろくてどんどん読みすすめてしまうのだが、うーん、この小説がどこに向かって進んでいるのかがさっぱり見えてこない。まあ、それが保坂流なんだけど。

群像 2010年 02月号 [雑誌]

群像 2010年 02月号 [雑誌]

群像 2010年 03月号 [雑誌]

群像 2010年 03月号 [雑誌]

保坂和志の作品はこちら。『プレーンソング』と『カンバセイション・ピース』が一般的に評価が高いけれど、ぼくのお気に入りは『季節の記憶』と『猫に時間の流れる』。