わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

峠は越したが集中しにくい

 五時四十五分に目が覚めたが、目覚ましを止めなきゃ、と思っているうちに二十分が過ぎた。昨夜の疲れが少々尾を引いたか。布団から抜け出すと、まぶたは重いがカラダは軽い。寝入りっぱなは重たかった胃も軽い。
 年度末の慌ただしさも、今日で一山越えそうだな、と楽観して仕事を進める。確かに後は登った山を下るだけ、という状況に近くはあるが、それでもいくつかの小さな山は来る。忘れかけた仕事が急に息を吹き返し、すぐに対応してほしい、などと懇願されたりもし、その都度慌てふためいてしまうが、数時間後にはなんとかなっている。なんとかなるのだから、やはり楽観しつづけるべきだな、と呑気にもとの仕事に戻るが、今度はそちらにあれこれ引っかかりが生まれはじめ、先行きが徐々に見えなくなる。もっともそれは、取り組みつづければすぐにほどける程度のひっかかりだが、ほどければ今度は関係のないところで猫たちが騒ぎはじめたりもする。相手をしつつも途切れる思考にイラツキを覚えたりもするのだが、途切れたところで、人の集中力なんぞ長くもってたかだか十五分、どうってことないよな、と自分に言い聞かせつつ、猫を抱きかかえて書斎や廊下を闇雲にうろつく。だが、それもすぐに飽きる。猫が先に飽きる場合もあるが、大抵の場合は人の根気が切れる。向かう関心がもとに戻る、といったほうがいいかもしれない。仕事机に向かい、キーを叩き、鉛筆を走らせる。しばらくはトントンと進んでいくが、今度は電話だ……。
 夕方、ひとまず今日の分の作業は終了。遠回りしつづけていたような機がするのだが、それでお予定よりはかなり早い。夕食前に、みっちり一時間ほどストレッチをした。
 夜、「イロモネア」の最終回を観る。ハイキングウォーキングのショートコントが小気味よかった。