ロルフィング・第3回目 - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　体側、すなわち身体の側面の調整。今までのうちで、いちばん不思議な感じだったかな。施術者の扇谷さんは身体に手を触れているだけなのに、時間をかけてゆっくりと、ではあるが、身体の横側や腕、肩、肩胛骨の下あたりなどが、どんどん伸びていく感覚がある。頭痛もしたが、頭のテッペンの右側が痛んだり、と今まで経験したことのない痛さで、おそらくこれは体側が伸びて首回りの緊張がいつもと違うバランスになったからなんだろうな、と自分では（勝手に）理解している。
　終了後は、また身体のバランスが変わった。歩くとき。スネの外側の筋肉や、股関節、外もも、尻などの動きが今まで以上に強く感じられるようになった。スムーズに動く、というか。ひとつの動作を行うときに、これほど多くの筋肉が躍動するのか、と改めて実感。ニンゲンの肉体の複雑さと連携の美しさを同時に思った。