わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

復興は商店街からかもしれない

 小刻みに目が覚めた。理由はわからない。一定の間隔でというわけではない。一時間で、ということもあれば、三時間が過ぎていたこともある。目が覚め、しばらくまどろみ、意識が定まりかけた瞬間に目覚まし時計を見ると、不規則に、しかし繰り返し時間が過ぎている。眠るというよりは、闇のなかを歩いては休み、休んでは歩く感覚に近いように思えた。六時三十分起床。
 八時過ぎ、7km強ほど走る。梅はいずれも散りかけ。早咲きの桜や桃、木蓮、ミモザ、マンサク、蠟梅、コブシ、沈丁花水仙ハナニラなどが目に付いた。鳥はムクドリとカワウばかりが目に入った。ツグミも見かけたが、なにやらあわてているように見えた。あれも渡り鳥だったはず。旅支度で忙しいのだろうか。
 麦次郎、皮下輸液170cc。日に日に抵抗しなくなってきた。輸液することの意味や必要性を、なんとなく感じはじめているのだろう。
 午後より歩いて阿佐ヶ谷へ。お気に入りに八百屋「地産マルシェ」の前にある蕎麦屋で京都にしんそばを食べる。生まれて初めて食べた。関東人にはなじみの薄い食べ物だと思うが、ぼくの地元である茨城県古河市の名産品であるフナの甘露煮に少し似ている。
商店街で食材などの買い出し。地産マルシェにも立ち寄った。阿佐ヶ谷の個人商店は元気だ。自前で七夕祭りをやってしまうバイタリティがあるから、震災による人々の自粛ムードなんて屁でもないだろう。緊迫した雰囲気で買い物をする人もいなくはないが、街を歩く人はおおむね穏やかな表情だ。杉並区は南相馬市の避難民の受け入れをしている。気晴らしに、ぜひ商店街を歩いてもらいたい。真の復興は商店街からはじまるのかもしれない、とも感じた。生産が整えば、商売も成り立つ。経済が回りはじめれば、あとはその回転を止めないようにすればいいだけだ。最初は必要に迫られての緊迫した消費ばかりがつづくかもしれない。だが、いつか余裕が生まれるはずだ。花を買う余裕、絵を飾る余裕。早くそこまでたどり着いてほしい。
帰りに駅ビルに入っている沖縄惣菜店(名称忘れた)でサーターアンダギーを購入。土日のサーターアンダギーの売り上げはすべて義援金にするという企画をやっていた。ぜひ協力したいと思い、5個セットを購入。
 帰宅後はなんだか疲れてしまったので居眠り…。