わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

哀しい感じ方

 雪が降るかも、という予報を気にしながらだったからだろうか、眠りは浅く、おまけに雪に対して脅威も不安も感じていたわけではないというのに軽く緊張気味で、それでいてどこか上の空でもあったのだから、われながら妙な眠り方をしたと思う。ごはんをくれとせがむ花子のいらつきっぷりがいつも以上だった原因は、ひょっとしたらぼくのこの眠り方にあったのかもしれない。六時起床。
 窓を開けると、粉雪というには粗っぽくカサカサした感じの雪が、灰色の空から灰のカスのように降り散っていた。お世辞にも美しいとは言えない。積もれば白銀、積もらなければ灰。哀しい感じ方だ。
 仕事。午前中からゴゴイチにかけては、ただひたすらに某健食メーカーの企画書づくり。午後は某住宅メーカーの企画書づくり。どちらも難航し土日返上になるだろうと覚悟していたが、意外にも今日中に終わらせることができた。
 仕事が終わるころには、雪はやんでいた。