六時四十分起床。朝のうちは咳が収まっていたが、掃除を済ませ、昼食を取り、少し仮眠を取ったらぶりかえしてきた。外を見てご覧、とカミサンに言われて窓を開けると、世界が黄粉色に染まっている。黄砂か、PM2.5か、と驚く。嵐のような風。さらに驚く。どうやら細かな粉塵がなんらかのカタチで部屋のなかに紛れ込み、空気清浄機をも回避してぼくの気管支を直撃していたらしい。どうりで咳がでるわけだ。
仮眠から起きてからは仕事。ひたすら事務処理。ネットやテレビの報道で、世界を黄粉色に染めた原因は黄砂でもPM2.5でもないことを知る。
十八時過ぎ、買い出しへ。相変わらず風は強い。春が破滅的な表情を強めて襲いかかってくるような気がした。
明日で震災から二年となる。大地が、海が、破滅的な表情を最大にして襲いかかってきてから、そうか、もう二年か。