わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近世篇23 天使と税制」

「群像」2015年12月号掲載。近世ヨーロッパの王国において、王は二つの身体を持つとする独特の政治神学(国王二体論)が、ここ数カ月つづいている。

 キリスト教圏の世界における時間(もっと絞り込んで言うと「持続性」)の概念や普遍という概念の捉え方に、「天使」という神と人間の中間的な存在(その視点)が大きく影響している。さらには当時の、現代人から見ると不思議な税制も国王二体論に深く関わってくる。そうか、当時は税とは定期的に納めるものではなかったのか。そこに、納税の持続・継続という概念が生まれると、王制の持続という観念が導かれて…。

 なんだか、まだ遠回りに考えているような気がする。ま、そこがおもしろいのだけれどね。

 

群像 2015年 12 月号 [雑誌]

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<世界史>の哲学 古代篇

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<世界史>の哲学 東洋篇

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<世界史>の哲学 イスラーム篇

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<世界史>の哲学 中世篇

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