夢を見た。古井由吉と対談していたら目が覚めた。
六時三十分、きちんと起床。遠くと近くとで、二羽なのだろう、カラスが互いに鳴きあっていた。今日は可燃ゴミの最終収集日だ。今日あさっておかないと、しばらくはおまんまのくいあげだ。そんな会話をしていたのではないか、と考えると、みょうにおかしくなってきた。だが、カラスのほうは真剣なはずだ。すべての生きる者は、生きるために生きる。
朝のうちだけ軽く仕事してから、大掃除に取り掛かる。ベランダに風呂の残り湯をざっぱんざっぱんとぶちまけ、泥砂枯葉を一気に流した。ほかにもあれこれ、徹底的に磨こうかと思ったのだが、喘息もちゆえに医師から日々の掃除は健常者より念入りに行うように指導されたせいもあって、掃除機は毎日、週に一度は照明器具の上だのタンスの上だのといった手の届きにくいところもしっかり清めるようにしているからか、ほとんど手をかける必要がない。もっとも、それでも今日一日は下駄箱の中だの外廊下側の窓だの窓に取り付けられている柵のようなものだの玄関ドアだのをキレイにしていたら日が暮れた。
カミサンと義父母宅へ。昼にカミサンがシリコン調理器具でつくってくれたチーズとベーコンのパンみたいなケーキみたいなヤツをおすそわけ。珈琲をいただいた。つづいてOKマートで買いだし。洗剤だの水だのバナナだの。帰り道、善福寺川で大きな鳥影を発見。アオサギだった。覗き込むたびに、数メートルずつ小刻みに飛んで逃げた。見つめられると照れるらしい。
十八時、帰宅。風呂掃除をする。カビキラーが大活躍。
夜はお笑い番組を観ながらなんやかんや、絶えず細かなことをしていた。
堀江敏幸「燃焼のための習作」
思い出の共有が、連帯をうむ。
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