上陸という話は真っ赤な嘘だったのではないか、天気予報協会とマスコミがグルになって関東の人間をだましたのではないか、と思えるくらい台風の影響は軽微で、路上にこびりつく泥や青々とした木の葉、ゴム手袋だのハンガーだのといった、過ぎ去ったあと路上に残る名残のようなものは一切見られず、幾度となく見た雨上がりの朝と変わらぬ平凡な風景にひどく拍子抜けした。六時起床。
午前中は書斎で仕事。午後は外出。十三時、高円寺にある旧社会保険事務所、元年金事務所で、わが社の算定基礎届けを提出する。わが社の、といっても対象者はぼくとカミサンの二人だけなのであっという間に手続きは終わった。とはいえ、台風一過、気温は一気に上昇して最高三十五度の予想という。炎天下、ほとんど影のない環七通りを歩きつづけるにはかなりの体力と水分が必要だ。
吉祥寺へ移動。某案件のためにTSUTAYAとタワレコの店頭を視察。あれこれ考え込んでしまう。ついでに猫のゴハン、自分の靴下など購入し、帰宅。少しだけ休憩してから事務処理をしていたら、あっという間に夜になってしまった。
トマス・ピンチョン/志村正雄訳『競売ナンバー49の叫び』
芸術論的な要素と、推理小説的な要素と。
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競売ナンバー49の叫び (Thomas Pynchon Complete Collection)
- 作者: トマスピンチョン,Thomas Pynchon,佐藤良明
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