わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

後悔/苦笑

昨夜は生ビールとコレだった。笑えるほ

 五時、自然と目が覚めてしまう。おかしなアルコールの飲みかたをした後は大抵、二、三時間睡眠を取ると異様にアタマが冴えてくる。花子とすこし遊び、風呂に入って身を清める。身体をほぐしたところでもう一度蒲団に入ったらたちまち睡魔に襲われた。がずいぶん曖昧な睡魔だったようで、トロトロとまどろみながら夢の世界と現実の蒲団のあいだをフラフラ往復させられるような、どうにもすっきりしない眠りだ。それでも八時にはもう一度起き、身支度をして事務所に向かった。動き出せば、眠気はない。
 
 案の定、宿酔いである。もっとも症状は軽い。頭痛がするが、モノが考えられなくなるほどではない。だが後悔はどうしても生ずる。頭痛よりも後悔による不快感が強い。何度断酒しようと決心したことか、と自らを責める。が飲みたいから飲んだ、自分の欲求に正直に行動した結果なのだから悪でも罪でもない。後悔することこそ悪であり罪だ。なら、飲むべきか。後悔せずに飲むべきか。それとも後悔せぬために飲まぬべきか。そんなことを考えていたら、ヒーラーのゆうりさんから、楽しい相手と楽しく飲めればいいのだから無理に禁酒する必要はない、重く考えすぎるな、といった主旨のメールをいただき苦笑した。
 
 Q社企画、E社企画など。西に窓があるため事務所は午後になると急に温度があがる。暑い、と辟易していると義父母が遊びにやって来た。暑がりの義父が冷房を入れろと言いだすと思ったが、冷房を欲していたのはどうやらぼくのほうである。エアコンのリモコンをいじっていたら、知らぬ間に冷房を入れてしまっていた。しかし窓は全開である。あわててスイッチをオフにする。この夏はあまり冷房に頼りたくない、などと何となく考える。 十八時、八丁堀のJ社にて打ち合わせ。オンライントレード会社であるL証券のパンフレット。
 二十時三十分、店じまい。西友でまぐろ、アボカドなどを買ってから帰宅。
 
 夜、花子がまたエキサイトしはじめる。フーニャンと鳴いてはドタドタと駆け回り、クローゼットの中やフタを開けっ放しにしておいたキャリーバッグに入り込み、またフーニャン、フーニャンと何か求めるような、不満のありそうな声で鳴きつづける。こんなときは遊んでやってもノリが悪いから困る。遊んでくれ、といっているわけではないのだろう。しかし、だとすればなぜ鳴く。何を欲している。よくわからない。今は鳴きやんで、廊下でまったりとくつろいでいる。
 
 多和田葉子『ゴットハルト鉄道』。衝動でしか動かない人物を描かせたら、多和田に勝てるひとはいない。強いてあげれば、笙野頼子か。どっちも女性だ。
 古井由吉『仮往生伝試文』。現代の描写がどんどん多くなる。意図は何だろう。