わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

亡心

 七時、起床。眠い。
 八時、事務所へ。暑い。最高気温、三十二度。
 休日出勤。ラジコンメーカーHP、証券会社パンフレット。
 西友へ。靴下。
 二十一時、閉店。
 
 夕食は「タイ・カントリー」。サテ(豚串)、生春巻き、豚肉とインゲンのレッドカレー、海老サラダ。美味。だがインドカレーが恋しくなる。
 昔からそうだ。エスニック好きだがタイ料理よりインド料理。トムヤンクンよりキーマカレー。タイの仏よりインドの神。なぜだろう。前世はインド人だったか。
 
 働きすぎ。思考停止に近い。忙しい、とは心を亡くすと書く。今日は忙しかった。心はなくなったか。ぼーっとする。飯は喰える。旨いと思う。タイよりインド、などとも思う。だが心がない。おそらくは心の中心がない。不在の中心。ここ数年、ぼくが毎日のように考えつづけていること。あるいは、中心の不在。これはちょっと目をこらせばあちこちにある。たとえば、この国。
 
 古井由吉『仮往生伝試文』。アタマも空っぽになってしまったので、ほとんど読めず。読んでも文字が流れ込んでこない。脳の血管に油でも注がれているような気分。