わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

はじめてのおやすみ

 三時ごろ目が覚めた。深酒をすると、大抵眠って三、四時間で目が覚める。二日酔いの濁った頭痛に苦しめられて、といった感覚ではない。深い部分に沈んでいたのが、突然明るみに引っ張り出される。必然もない。脈絡もない。わけがわからない。だが頭の中は妙に冴えている。冴えているというより、いつもより数倍明るい照明が灯されている、といった感じか。なぜなのだろう。理由はわからない。こうならないときもあるから、なおさら不可解だ。暗がりの中で体を起こすと、花子がうろうろと枕元を歩き回っていた。少々なだめ、小一時間ほど遊び、早過ぎる朝食を与えてから、もう一度寝た。だが寝つけない。何度か時計を見た。最後に覚えているのは、五時をかなりまわったころだ。
 七時三十分起床。風呂。
 起床後、メールチェックなどするが昨日の取材で仕事はかなり大きな山を越えた。思えば年が改まってからは一日もまともな休みを取っていない。かたづけるべき仕事は若干あるが、急ぐ必要はない。それに、今日は「ヨウジヤマモト」のファミリーセールがある。ならば思い切って、休んでしまえ。ということで仕事は一切しないことにした。
 荻窪のイタリアン「ドラマティコ」で食事してから、天王洲へ向かう。ファミセに突入。ぼくら夫婦とおなじような服を着た人たちが、町では滅多に見かけぬというのに、ここでは過半数以上なのでおかしくて笑ってしまう。会場は盛夏のプールみたいな混雑である。実際、中は夏の体育館のように暑い。人いきれってヤツか。ぼくはニット、カットソー、綿パンツ、コートなど。黒は一着だけ。カミサンは、パンツ、カットソーなど何枚か買ったようだ。
 早々に会場をあとにし、吉祥寺へ。戦利品はコインロッカーにぶち込み、「リンデ」でお茶してからパルコへ。「HMV」でYesのCDを4枚ほど購入。新聞で、ヴォーカルのジョン・アンダーソンがソロで来日することを知ったからだ。ライブにいくつもりは(誘われない限り)ないが、最近CMで「Owner of a Lonely Heart」が使われていたこともあり、一度は手放したCDばかりだが、なんだかまた聴きたくなってきたのだ。つづいて「リブロブックス」にも。買い物を済ませてから吉祥寺の映画館へ。「THE有頂天ホテル」を観る。夕食は「ナマステカトマンズ」へ。遊んでばかりの一日だなあ。