2006-01-26 静岡・府中庵 待月楼 食 風流な名前だが、「府中」のほうの意味がわからない。自然薯、すなわちとろろの専門店。店にはこんな句が掲げられていた。 梅若葉丸子の宿のとろろ汁 芭蕉の作である。芭蕉がとろろの風味から若葉の生命力にも似た元気さの源を感じ取った、というところか。素材にこだわっているようで、麦とろゴハンは地味ながら豊かな風味。スーパーで買ったもののような、ゴリゴリした生臭さはない。素材以外に、すり下ろし方もあるのかもしれない。駿河湾でとれたらしいマグロのお作りもでた。こちらは、ちょっと水っぽかったかな。