デザイナーでなくとも、あらゆる分野のモノづくりにたずさわる者は読むべきだ。ぼくらが何かをつくり出す過程において、いかに無駄なものに振り回されているか、そしてどうして本質を掴み切れないのかが自覚できるはずだ。
本の装幀を担当したデザイナー山口信博が巻末にコラムを寄せている。趣味で俳句もやる、なかなか風流な人物らしいのだが、その彼が本コラムで引用した句、気に入ってしまったので引用。
いちまいの皮の包める熟柿かな 朱鳥
朱鳥とは野見山朱鳥である。虚子の門弟、なのかな。
- 作者: 深澤直人
- 出版社/メーカー: TOTO出版
- 発売日: 2005/11/10
- メディア: ハードカバー
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