わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

梅の花が見たい

 七時起床。書斎の窓の結露が少ない。新聞を取りにマンションのエントランスまで出てみる。東の空の、意外にもかなり高いところまで登っている朝陽を仰いでみる。空は薄い綿雲で霞んでいる。雲は薄く、ところどころで途切れながら空全体を覆い、朝陽を浴びて柔らかな黄色に輝いている。ハア、と息を吐いてみる。綿雲よりもはっきりとした白の息が広がり、次の刹那には消えうせる。外の空気は冷えているようだが、すこしずつ暖まりはじめてもいる。これを春と呼ぶべきか。あたりを見回す。春らしいものは見当たらない。梅の花が見たい、と思った。
 午前中は銀行で支払いを済ませる。西荻の駅前から自宅まで歩く道すがら、自販機でコーヒーを買って飲みながら歩いた。近ごろの缶コーヒーは美味くなった。それを確かめるのが、楽しくて仕方ない。
 夕方、外出。銀座のU社で新聞広告の打ち合わせ。コートがわずらわしくなるほど、外は暖かい。