わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ニンゲン木ネジと猫ドライバー

 夜中に何度も目が覚めた。花子が騒いだからである。寝る前にガブガブと水を飲んだせいでやたらとトイレが近かったからでもある。坐骨神経痛がつらくて何度も痛みに眠りを妨げられたからでもある。六時三十分、熟睡できなかったことなどお構いなし、容赦なく鳴る目覚まし時計の音が、熟睡できなかったからだろうが、妙に遠く聞こえる。そろそろ起きねばとアタマでは考えているが、身体が一本のネジになったような感覚に襲われ、起き上がることができない。ネジはネジでも、木ネジだ。カラダがクルクルまわりながら木の中に沈んでいく感じ。だが、ああこれはイカンぞ、と思った瞬間におかしな感覚は消えた。そのあとは、ただ単に眠たいだけである。木ねじは夢だったか。気づけば花子が胸の上にいる。花子は木ネジを回すドライバーだったか。
 午前中は某健食メーカー企画に専念。午後から外出。
 十八度もあったらしい。明るい陽射しが照りつくのではなく、よく見ればムラのある雲に覆われた空全体が、まだ冬服を着ている身にとっては蒸し暑い。少し動けば、汗が出る。激しく動けば、さらに吹き出す。汗は通気性の悪い厚手の布地の中で蒸れ、蒸らされたカラダはさらに熱くなる。アヂイ。と心の中でつぶやきながら(坐骨神経痛をかばいつつ)銀座へ向かう。軽やかな色と素材の春服に身を包んでいる女性がちらほら見受けられた。自分は一年中黒だが、その分素材には気を遣っている。もっともウールギャバジンが多いのだが。はやく薄手のウールや軽いレーヨンを着たいと彼女たちを横目に少しだけ思った。
 夜、カミサン宛にスピリチュアル・ヒーラーのゆうりさんhttp://www.lovelight.usからメール。ぼくの風邪を心配してくれたようだ。ありがとうございます。もう大丈夫です。漢方薬飲んだし。
 坐骨神経痛、どうやら冷やすと痛みがマシになるようだ。アイスノンを腰に当て、それをベルクロになっているゴムバンドで固定しておく。これなら仕事中でも腰を冷やせるわけだ。しかし、なぜ冷やすとよくなるのだろう。炎症を起こしているのが治まるからか、冷えた後血流がよくなり、その結果神経を圧迫する何かがどうにかなって、圧迫されなくなるからか。よくわからん。何日か続けてみよう。