わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

浄化の雨

 風邪はいつもの倍の時間の睡眠と葛根湯で蹴散らした。今日は七時に起き、終日仕事をこなす。
 生憎、というより幸いの雨だ。仕事はしておかなければ明日からが過密になり徹夜も覚悟せねばという状況だった。こんなときに晴れてしまったら己のスケジュール管理能力のなさをひたすら嘆くばかりだ。朝一番、新聞を取るついでに外へ出てみる。明るい、まだらで一見気まぐれそうな雨雲から、意外にも強い雨が降り注いでいる。その降り具合が妙に心地よい。外出には不向きな天気だろうが、それを恨むほどの予定がない。かえって心はさばさばとしてくる。浄化の雨なのかもしれない、などと思った。
 午前中、ちょっとだけ生協に買い物。
 夕方は仕事を切り上げ、読書して過ごす。加藤典洋『小説の未来』などなど。