わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

赤と黒

 六時五十分起床。雨のようだ。激しくはない。降る気配すら感じられない。雲は昨日より厚く幾重にも重なっているようだが、陽の光こそ感じられぬが陰鬱な重たさはない。
 朝一番で某住宅メーカーの案件にメドをつけ、大慌てで銀行めぐり。幸い雨は止んでいる。
 午後、外出するころになるとまたしとしとと降りはじめた。降るというよりは、空から霧で吹いたような水滴が舞い散っているだけである。だが、それでも案外服は濡れる。しぶしぶ傘を差して駅まで歩いた。
 内幸町へ。某IT企業の新聞広告の打ち合わせ。
 帰りがけに書店に立ち寄り、「ラピタ」6月号を購入。なんと、定価980円で万年筆がおまけについてくる。この企画、すでに二回目らしく前回は「ミニ檸檬」という黄色い万年筆が好評だったらしい。今回の名前は「赤と黒」。スタンダールだそうだ。わっかりやっすいなあ。
 帰宅後、さっそく試し書きしてみる。ボディはかなり安っぽい。数十年前の、場末の水商売のおばちゃんのテッカテカな厚化粧を思わせる素材感だが、おまけにしてはなかなかの完成度。キャップが差し込み式ではなくネジ込み式なのには驚いた。書き味はそう悪くない。もちろんザリザリと紙にひっかかりまくるのだが、インクフローがいい(というよりは、おそらくペン先の調整が甘いので必要以上にインクが出るのだと思うが、この推測はネガティブすぎるか)ので意外にサラサラと書ける。ただ、ぼくには小さすぎて短すぎてバランスが悪いなあ。
 写真は、左から「赤と黒」、パーカー「ソネット」、セーラー/丸善「ザ・センチュリー マイカルタ」、セーラー「プロフィット21長刀研ぎ」。右の三本は、毎日のように使っている。