わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

鼻くそ血玉/のだめどり

 花子、右の鼻の穴にでっかい鼻くそを溜め込んでいた。こんなものは大事にしたところで意味はない。むしろジャマである。爪の先でちょいちょいと軽く引っ掻いてこそげ落としてあげたら、針の先ほどのキズができたようで、ほんのちみっと、アリのアタマより小さな血の玉ができていた。痛がっていなし血はすぐ止まったので心配することはないだろうが……ごめんよ花子。
 そんな花子の鼻ではなくてシッポを、夜に玄関で踏んづけてしまった。痛がってギャン、と叫んだのが、リビングにいた麦に聞こえたらしい。カミサンの話では、麦めそれからずっと花子を気にしていたようで、ドアのほうを向いては、アオォオン、アオオォオン、ナアアァアアン、と鳴き叫んでいたそうだ。夕食後、会いたいというので廊下まで出してあげたが、花子は書斎のコピー機の上から動かず、細めた目で冷ややかに麦を見下ろしている。そのうち、眠くなって眠ってしまった。
 ぷちぷち、 38g。鳥臭いし、腹すかせているし、散らかし魔だし、こいつはのだめか?