わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

川上弘美「aer」

「新潮」1月号より。2月号、とっくに出ているのにまだ読んでる……。
 女性の、妊娠と育児。その過程に潜む、自己愛と自己否定。その矛先が、子どもへと向かう。ときは愛され、ときには厄介者扱いされる。歴史とは、この感情の連鎖から成り立っているのかもしれない。そんなことを思わせるラストでした。
 川上弘美は全然なじみのない作家。読んだこと、なかったかも。いや、あるかな。「センセイの鞄」読んだような。うーん。忘れた。カミサンが好きらしい。

どこから行っても遠い町

どこから行っても遠い町

風花

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