わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古井由吉『夜明けの家』

ホトトギス」。七十の父親と二人暮らしをする二十二の青年が、田舎道で偶然知り合った女と夜な夜な逢瀬を重ねる。夜中に抜け出すたびに、老いた顔で熟睡する父にある種のイラツキを覚えた青年は、三十数年後、語り手とふたりで盃を交わしながら、女との関係を、そして父に抱いた殺意を語る……。

夜明けの家 (講談社文芸文庫)

夜明けの家 (講談社文芸文庫)

仮往生伝試文(新装版)

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