わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

一仕事終えたときの解放感に似て

 六時三十分起床。背中の(首ではない)寝違えの痛みに顔を歪めつつ身体を起こすのが日課になっているが、その痛みも日々少しずつ和らぎつつある。昨日のカイロプラクティックでの処置の効果は大きかったようで、左側には痛みがつっかえ棒になってしまって80度くらいしか曲がらなかった首が、今日は90度以上曲げられる。もちろんいきなり曲げることはできないのだが。ゆっくりと息を吐きながら、じわじわと、少しずつ曲げる。80度あたりで曲げるのが怖くなる。が、四十年生きてきた中でこれ以上の苦痛も恐怖も幾度となく味わってきた。これくらい屁でもない。そもそも寝違えというもの自体、慣れっこなのだ。曲げつづける。80度を超える。痛まない。90度。すこし痛む。ここで止める。もう一度ゆっくりと、しかし曲げるときよりは素早く、首を戻す。曲げていたときには感じていなかった背中のハリが、すっと取れるのを感じる。一仕事終えたときの解放感に似ていなくもないな。さて、それよりも、と起き上がり、小便をするために便所に向かった。曇りがちの晴れ。
 午前中は念入りに掃除。終了後はテレビ。「食彩の王国」「あたしンち」と立てつづけに観る。「あたしンち」最終回。ショックを受ける。好きだったのに。まあ、ネタ切れでかなり苦しそうだったからなあ。新番組はひとくせありそうな子どもが主人公のもので、たぶんマンガが原作じゃなかったかな。よくわからんけど、絵には見覚えがある。ここはぜひ、東村アキコの「ママはテンパリスト」あたりを持ってきてほしかった。
↓新刊が出たらしい。買わなきゃ。

あたしンち 15巻

あたしンち 15巻

伊藤比呂美ねーさんは、「ひまわりっ」を「変なマンガ」と評していたけど(笑)、ぼくは好き。でも東村の単行本、実は一冊も持っていない。
ママはテンパリスト 1

ママはテンパリスト 1

ひまわりっ ~健一レジェンド~(11) (モーニング KC)

ひまわりっ ~健一レジェンド~(11) (モーニング KC)

 クイーンズ伊勢丹で買った喜多方ラーメン味噌味で昼食。二十分くらい仮眠、と思って横になったら二時間が過ぎていた。起きてからは読書。色川武大、それから『ガンダムUC』。ジオン残党が決起するのだけれど、ザクIやドムの特別仕様などが「セコハンのモビルスーツ」として登場。ファーストガンダムのリアル世代としては、ちょっと涙モノ。↓コレがあると、モビルスーツのデザインを確認しながら読みすすめられて便利。 夕方は散歩。和紙に薄墨を塗ったような空に、わずかにピンクがかったオレンジ色の光が鈍く、滲むように色濃く透けている。もう陽は沈んだか沈まぬか、という時間だというのに、夕焼けの光はかなり広い範囲を、中天あたりまで広がっていた。淡い広がりにしばし目を奪われたまま、上ばかりを見つめて歩いた。
 夕食はお好み焼き。「こち亀」を観ながら食べた。ようやく本田登場、と思ったら次回最終回。視聴率では苦戦しているそうだ。なんとなく納得。壮大なコントだと思ってみればおもしろいのに、みんなドラマとして観ようとするからつまらなく感じ、チャンネルを変えてしまうのだと思う。もっとも、コントとして捉えた場合、60分という時間は長すぎ。お笑いの世界は短い時間でどれだけ笑わせられるか、という方向にばかり突き進んでいるのだから、視聴者が一時間もおなじ世界観の笑いに付き合ってくれるはずがない。