「新潮」1月号掲載。『さようなら、ギャングたち』や『ゴーストバスターズ』のころに戻ったような作風。これらの作品では創作=虚構の世界で、言葉や文学、そして「書く」ということと徹底的に、本気で、命をかけて戯れていたが、本作では「書く」ことが生きることであり、虚無(絶望ってことかな)に立ち向かう唯一の方法である、と強く訴えている。書くのをやめることは、すなわち死を意味する。ただし、それは虚無との戦いにおける敗北というわけではない。
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