わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

迷いの水滴

 六時三十分起床。いつもよりわずか数十分ではあるが、余計に眠れることのありがたさを実感。もう少し寝たかったが、動物の世話をしなければならない。それにこれ以上眠ると頭痛がはじまってしまう。
 今ひとつハッキリしない空。暦の上では立冬、秋は終わって今日から冬ということになるが、たった一日で季節ががらりと変わるなんてあり得るはずがない。晴れたり曇ったりを繰り返す今日の空のように、冷え込んだり暖かになったりを繰り返しながら、曖昧に、しかし着実に移り変わるものだ。その曖昧さが、煩わしくもあり、心地よくもある。総じて、いとおしい。
 窓ガラスとベランダを掃除する。わが家はマンションの二階なのだが、ベランダに水をバッシャーンとまいたときに勢いあまって一階までしぶきが飛び散ってしまった。覗き込んでみると、干してあった洗濯物の先1メートルほどのところまで水滴が落ちてきた跡がある。ってことは、洗濯物も多少は被害を受けたな。謝るべきか、と迷っていたら、その水滴はあれよあれよという間に蒸発し消えてしまったので、洗濯物も被害はすくなかろう、というより被害と呼ぶほどのことじゃないな、と勝手に判断し、とくに申告はしないことにした。そもそも、上からではあるがはっきりわかった水滴の跡は三つしかなかった。洗濯物を濡らしてしまったとしても、多く見積もってせいぜい五、六滴だろう。
 午後、カミサンと荻窪ルミネ、西友タウンセブンへ。生活必需品と食材。キノコ、白菜。
 夜は買ってきたキノコで今シーズン初の鍋をした。鍋をするほど冷え込んでいるわけではないが、まあ、暦の上だけは冬になったことだし、というわけだ。キノコはブナシメジ、ブラウンえのき、ヤマブシタケなど。ほかの具は、豚肉、春雨、白菜。醤油ベースの味付けをし、スダチをしぼって食べた。秋の恵み、美味の極み。