わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

静かであるほど聞き耳を

 五時五十分、体が蒸れるような感覚で目が覚める。なぜそう感じたのかがわからない。まだ冬の色が濃い朝で、寝汗なんぞかくわけがない。ただし、連日の雨の影響だろう、部屋の湿度はやや高い。眠りながらそれを感じていたのだろうか。
 終日、書斎にこもって仕事。昨日は各方面からの連絡ラッシュでほとんど作業ができなかった。今日は連絡はほとんどなく時間はたっぷりあるというのに、集中できない。静かに音を鳴らしておこうと、ハロルド・バッドを流していたのだが、音が小さく、地味で、静かであればあるほど聞き耳を立ててしまい、逆効果だった。音を止めたら、とっちらかっていた考えが少しずつまとまりはじめた。まあ、そんなもんだ。
 夕方、夕飯のカイモノがてら散歩へ。善福寺川が、どういうわけかサギ祭りになっていた。コサギが三、四羽。チュウサギも三、四羽。ゴイサギも三、四羽。加えて、めったにお目にかかれないアオサギが、コサギ隊隊長よろしく川の中に突っ立っていた。そのそばを、マヌケ面のキンクロハジロが一羽だけ泳いでいったのが本当にマヌケに見えた。
 星はあまり見えない。