わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

回転する身体

 五時五十分起床。気づけば体が頭頂と肛門をつなぐ線を軸に右回りにくるくると回転するような、妙な寝返りを繰り返していた。昨日、ちらりとドリルのことを考えていたからだろうか。
 雨。冷え込んでいる。ここ数日はまったく付かなかった結露に窓が覆われていた。外ではコサギが三羽、善福寺川で水に浸かったままじっと佇んでいた。三羽に関係はあるのか。何が目的なのか。あれこれ気になった。
 仕事。納品が重なっているので朝から慌ただしい。念入りにコピーの最終チェック。何度も花子に邪魔をされた。
 十時すぎ、一段落したのでカミサンと買い物へ。どうやら午前中なら牛乳が買えるようだ。他の生鮮食品もいくつか。
 玄米カレーで昼食。「笑っていいとも」を観ていたら地震。番組が一瞬騒然とした。出演者はみな雰囲気の切り替えに必死。彼らは彼らなりに被災者や被災者以外の多くの(心を痛めている)人たちに気を配り元気を与えようとしているのがわかった。テレビ業界に生きる者としての使命感もあるのだろう。
 午後も仕事。一山越したはずだが、妙に慌ただしい。おまけに何度も揺れるので落ち着かない。今日は明らかに余震が多い。それともめまいでも起こしているのだろうか。わからない。
 郡山に住むカミサンの友人に救援物資を託すために、ヤマト運輸に荷物をお願いしたが、ガソリン不足のため配送センター止めになってしまうそうだ。センターまでの距離が遠い場合、クルマなどで受け取りに行く必要がある。まだ被災地の交通は整っていない。わかってはいるのだが、なかなか実感できない。やはりぼくらは当事者ではないのか。だが、少なくとも理解者に、そして支援者にはなりたい。加害者にだけはなりたくない。