わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

まどわされがち

 六時起床。雨。まったく気づかなかったことに驚く。この感覚の鈍さは、日常の慌ただしさに雨音を掴む聴覚や湿り気を感じる皮膚感覚が狂わされたからか、それとも震災の影響なのか。思えばこの一カ月と少々、毎日毎時、感覚を研ぎ澄ませながら暮らしてきた。だがその感覚とは、激しく、そして長くつづいたあの横揺れの再来を怖れて、のことだった。自然と感覚は足元に、そして水平間隔や揺れへの感覚へとばかり向かう。関係の薄い器官は次第次第ににぶっていったということだろうか。たしかに、耳は塞ぎたいと思うことが何度かあった。例のケータイがけたたましく鳴る緊急地震速報のアラームだ。あれは備えるためのものだ、とわかっていても、アラームがなるやいなや、不安と怖れを感じてしまう。そこから逃げ出したくて、つい耳を塞ぎたくなる。もっとも、一方で「大丈夫」と根拠のない自信のようなものを感じ、高を括るというわけではないが、冷静に対処しようとする自分も同時に存在しているわけだが。
 仕事。某アミューズメント企業企画、某IT企業企画、某生命保険会社パンフ、某官公庁ポスター&パンフ、とほぼ同時進行で慌ただしくこなしていく。
 昼食は、久々に手に入った納豆を食べた。安心できる味。
 夕方、市ヶ谷へ。某案件の打ち合わせ。参加者(といっても自分を含め三人だが)はみなノリノリだった気がする。何がテンションを高めたのか。企画内容だろうか。それとも降っては止み、止んでは降る今日の天気だろうか。はたまた、やはり震災なのだろうか。
 お腹が空いたのであんドーナツを買って帰った。
 夜は某IT企業の企画に終始。PowerPoint for Mac 2011のアップデートをしたら不具合が発生した。Macで、マスター機能を使って作成したデータをWindows版のPowerPoint 2003で開くと、データ破損というメッセージが出てしまう。だが、破損なんてしていないのだ。このトラブルのおかげで、一時間ほど時間を浪費してしまった。マイクロソフトさん、はよ直してください。