わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

高橋源一郎「日本文学盛衰史 戦後文学篇」(17)

 「群像」5月号掲載。高橋さん、いち早く震災をテーマにしてきた。「戦後」という言葉、あるいは「戦争」という言葉と、地震後の日本の状況が重なりあう。高橋さんが考える戦争とは、兵器による破壊行為や侵略行為のことではなく、イデオロギーの崩壊と再生を指しているようだ。なるほど、これはたしかに文学の役割でもある。

群像 2011年 05月号 [雑誌]

群像 2011年 05月号 [雑誌]

高橋源一郎の作品はこちら。