「群像」2014年9月号掲載。『銀河鉄道の彼方に』『さよならクリストファー・ロビン』で原点帰りしたような感じのある高橋さんだが(そして最近は評論に主軸を置いてしまっているようだけれど)、『さようなら、ギャングたち』と『ジョン・レノン対火星人』は、ぼくの人生に大きな影響を与えた作品。大学で言葉や思想、文学について学ぼうと思ったきっかけになったし、これを読まなければ、思考や言葉を使った仕事に就こうとも思わなかった。清水良典の作家の人生に片足突っ込んだ分析は、解釈の幅広さこそが魅力だったこの作品の読み方をがっちがちに固めてしまうので正直ちょっと白けるのだけど、それでも十分楽しめたし、作家の方法論という面でも勉強にはなる。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/08/07
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (10件) を見る
- 作者: 高橋源一郎,加藤典洋
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/04/10
- メディア: 文庫
- 購入: 13人 クリック: 168回
- この商品を含むブログ (177件) を見る
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1985/03
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (12件) を見る
- 作者: 高橋源一郎,内田樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/04/10
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 108回
- この商品を含むブログ (77件) を見る
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1985/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る