わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

 五時五十分、目覚ましが鳴った。仰向けに寝ていた体を右横向きに変えて布団の右側に置かれた目覚まし時計のアラームを解除する。次に体をそこから180度回転させて左横向きになり、その姿勢のまま、うーん、と伸びをしようとした瞬間、パニックになった。最初は強いこわばりがあり、次に締めつけるような引きはがすような、という表現は矛盾しているが、でもこう表現するのが最適な感じの痛みが、右のふくらはぎを襲った。ゆるんでいた筋肉が、自らの筋肉を無理やり締め上げている。こむら返りだ。イタタイタタタタタタ、と食いしばった歯と歯の隙間から言葉をこぼしつつ、こむら返りのときはどうすればいいんだっけ、と必死になって大慌てで知識の引き出しを探すのだが、まったく見つからない。が、慌てているうちに痛みが引いた。こわばりも消えた。おそらく慌てている最中に、無意識のうちに足を伸ばすかさするかしたのだろう。それが効を奏した、というわけか、それとも時間が経てば痛みは消える、そんな特徴があるということなのか。ともあれ、その後は一切足は痛まず。
 掃除、仕事。十一時ごろまであたふたとアイデア出し。その後外出。神奈川某所にて取材を行う。暑し。今年はじめての蝉の声を聞いた。ビイー、と甲高く鳴いていた。あれは何という蝉だろう。蝉については詳しくないので、よくわからない。
 夜はメールさばきに徹した。
 それにしても、こむら返りの「こむら」って何だ?