わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

無音/喜びの歌

 六時起床。平坦な、なめしたような曇り空。灰色が延々とつづく。だが東に近づくにつれてオレンジ色に染まっていく。空の平坦さにあらゆるものが巻き込まれたのか、妙に静かな朝。いつもは騒々しい鳥たちが、鳴かずに、そして音もなく、飛ぶ。
 仕事。某健食メーカーの企画をある程度仕上げてから、某住宅メーカーの企画に取り掛かる。しばらくは企画書に集中することになりそう。だが来週は取材がある。逆に取材まみれになりそうだ。
 仕事中も無音に近い。キーを叩く音、メモを取るときの鉛筆の芯が紙に擦れる音、そして自分の呼吸音。考え込みすぎてアタマがおかしくなりそうだったので、小さな音でだがモーツァルトをかけた。だが気がつくと、操作した覚えなどないのに、第九に変わっていた。