「欣求」「草木」。読めば読むほど生きることの業の深さを強く感じ、袋小路に入り込んでしまう。だがなぜか、そこから抜け出す道も、わずかではあるが見えている。ただ、見えてはいても素直に直視ができない。そこにツバを吐くように生きる。あるいは見えぬふりをして途方に暮れ、それをごまかすように暴力への衝動に身を任せる。そんな感じ。

- 作者: 中上健次,柄谷行人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/08/04
- メディア: 文庫
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「欣求」「草木」。読めば読むほど生きることの業の深さを強く感じ、袋小路に入り込んでしまう。だがなぜか、そこから抜け出す道も、わずかではあるが見えている。ただ、見えてはいても素直に直視ができない。そこにツバを吐くように生きる。あるいは見えぬふりをして途方に暮れ、それをごまかすように暴力への衝動に身を任せる。そんな感じ。